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2023.11.20
【カップボード】5メーカーの定番商品を徹底比較
住宅購入時にキッチン周りで話題に上がるカップボードですが、聞き慣れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
カップボードとは、食器やキッチン用具を収納する食器棚を、キッチンのメーカーに合わせ据付施工を行う収納システムのことです。
市販の食器棚とは異なりビルドイン(取付工事を行う)のため、地震等の災害による倒壊リスクが大幅に減るため、住宅購入時に導入されるケースが多いです。
カップボードメーカー
今回ノミネートされたカップボードメーカーは以下5メーカーです。
[パナソニック] [リクシル] [クリナップ] [永大産業] [トクラス]
各メーカー毎に、一般住宅に導入数の多い定番ブランドをピックアップし比較をしていきます。
●パナソニック「ラクシーナ」
●リクシル「シエラ」
●クリナップ「ステディア」
●永大産業「ラポッテ」
●トクラス「Bb」
※順不同
上記5つのブランドを、キッチン周りのプロが【機能性】【コスパ】【ラインナップ数】【デザイン性】【クオリティ】の5つの軸を5段階で評価してご紹介します。
カップボードごとの比較
カップボードの機能比較
まず機能比較では独自性や収納数の多さ、開閉の利便性、細かなオプションの豊富さなどで比較しております。
機能面ではパナソニック社の「ラクシーナ」が★5に選出されました。
なんといってもカップボード内部に、パナソニックの独自製品である「ナノイーX」が搭載されている点をオリジナリティとして評価しました。
カップボードは一部を野菜などの食品庫として使うケースも多いため、カビやニオイに効果があるとされる「ナノイーX」搭載は印象が良いですね。
次いでクリナップ「ステディア」、永大産業「ラポッテ」が★4評価となりました。
ラクシーナ | ★★★★★ | ナノイー搭載の食品庫が独自性◎ |
---|---|---|
ステディア | ★★★★ | |
ラポッテ | ★★★★ | |
シエラ | ★★★ | |
Bb | ★★ |
カップボードのラインナップ比較
続いてラインナップ数の比較です。商品の種類や選べる組み合わせのバリエーションを見てみましょう。
ラインナップ数でも「ラクシーナ」が★5評価になりました。
下台(フロア)、中台(ミドル)、上台(アッパー)の組み合わせが豊富で商品ラインナップ数が多いこともさることながら、上台(アッパー)部分をマグネットボードやアイアンラックに変更することなども出来ます。
生活様式に合わせながら、おしゃれなキッチンを楽しむことも出来ますね。
次いで組み合わせのバリエーションが豊富な永大産業「ラポッテ」が★4、リクシル「シエラ」とクリナップ「ステディア」が★3評価となりました。
ラクシーナ | ★★★★★ | 商材数や選べるバリエーション数が一番多い |
---|---|---|
ラポッテ | ★★★★ | 組み合わせのバリエーションが豊富 |
シエラ | ★★★ | 5種の製品からの組み合わせ |
ステディア | ★★★ | 5種の製品からの組み合わせ |
Bb | ★★ |
カップボードの価格比較
各商品を価格ごとに比較していきます。
ノミネートしたブランドの中で最もコスパがいいのは、リクシル社「シエラ」でした。
下台・上台の組み合わせ方のよって価格帯の変動はありますが、トータルでは5ブランドの中で最も安く導入できる結果となりました。
例えば3段引出しのキャビネットを取ってみても、各メーカーの平均より30%程安く導入できる金額設定となっており、次いでクリナップ「ステディア」★4、パナソニック「ラクシーナ」永大産業「ラポッテ」が★3になりました。
シエラ | ★★★★★ | 各メーカーの平均より30%ほど安い |
---|---|---|
ステディア | ★★★★ | 商品選びによっては安くなる |
ラクシーナ | ★★★ | |
ラポッテ | ★★★ | |
Bb | ★★ |
カップボードのデザイン(カラーバリエーション)比較
部屋全体の雰囲気が決まる配色。カラーバリエーションを軸にデザイン性として比較します。
カラーバリエーションとしてはクリナップ社のステディアが★5となりました。
ラクシーナ | ★★★★★ | 最もカラーバリエーション数が豊富 |
---|---|---|
ステディア | ★★★★ | 製品当たりのカラー数が多い |
Bb | ★★★ | |
シエラ | ★★★ | |
ラポッテ | ★★ |
最終評価
以上、機能、ラインナップ、価格、デザイン、品質という評価軸にて評価を行いました。
分かりやすいように、以下グラフにまとめましたのでご参照ください。
パナソニック「ラクシーナ」
リクシル「シエラ」
クリナップ「ステディア」
永大産業「ラポッテ」
トクラス「Bb」
今回の記事では5つのキッチンボードのメーカー定番商品を5段階で比較しました。
各メーカーの違いや製品ごとの特徴をご覧いただけたのではないでしょうか。
これから新築を購入予定の方や購入した住宅にどのメーカーや商品を選ぶか迷っている方はご参考にしてください。
カップボードの購入・施工はWORKHARDへ
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ご相談・お見積りはもちろん無料です。
カップボードのご購入を検討中の方は、お気軽にご相談ください。